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佐世保にある黒島へ日帰りの旅に行ってきました
黒島は佐世保市相浦港からフェリーで50分のところにあります
元気があれば一日で島を一周できるくらい小さな島ですが、世界遺産候補にもなっている「黒島天主堂」があります。フランス人のマルマン神父が設計と指導をして、1902年に完成した煉瓦造のカトリック教会です

ここ福岡からはまず相浦まで陸の旅。鉄道→高速バス→鉄道→フェリーと移動
家を出たのが5時40分、黒島到着10時50分。片道なんと5時間。
黒島滞在時間は4時間半ですから・・・

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後ろ姿の方が特徴的
黒島には公共交通機関はありません
事前に民宿を経営しているトキおいちゃんに一日ガイドと昼食の島飯を予約しておきました。これは事前予約で正解。予約してなかったら、歩き疲れて腹ぺこでその記憶しか残らなかったと思う

トキおいちゃんはドラマ撮影の時にも俳優さんを乗せて活躍したというご自慢のワゴン車で港までお迎えにきてくれました
生まれも育ちも黒島だというトキおいちゃん
幼い頃の想い出話を織り交ぜながら島の歴史や生活のことなど
いろんな話を聞かせてくださいました

潜伏キリシタンがこの島で力を合わせてくらしていく様子
サザンカの苗を大事に育て実を取り油をつくり皆で分けていた話からは、宗教を越えた地域の人を想いやる優しい気持ち
島でのシンプルな暮らしから気づかされる、自分たちの贅沢や無駄
黒島を訪ねたことでいろんな気づきもありました
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外から窓越しのステンドガラス
教会内では撮影できなかったけどステンドガラスの光が
レッドカーペットに映り込みそれはそれはとても奇麗でした
ステンドガラスはそのものよりどこにどう光を落とすかで
こんなに素敵になるものなのかと改めて思いました

教会内には手が器用だったマルマン神父の手造り木製シャンデリアや説教壇などがいまでも大事に使われていました。小さな教会でも見応えあるものばかり
それに加えて信者たちが手造りで木目を描いた天井板や建具
加熱不足で黒く出来上がったレンガは島で焼いてつくったもの
色むらあるレンガの壁は、色が偏らないように散らす配置を考えたそう。教会の部分ひとつひとつから本当に島の皆さんの力や想いを感じ取れる教会でした
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不思議なこと教会のにおいを嗅いだら
父に連れられて週末ごとに教会へ通っていた幼い頃の遠い記憶がうかんできました
音楽と記憶はよくあるけど、においと記憶も結びついているんですね
幼いころよく分からず通っていた教会だったけど
父の想いが黒島天主堂を透して少し見えた気がしました

***

今回の小さな旅

宗教を越えた人と人とのあたたかい優しい気持ち
建築と島の人々の暮らしに深い結びつきと愛情を感じました
建築って形や納まりも大事だけどそれ以上に
そこで人々と暮らしていくことの気持ちの大切さ再認識
いい旅になりました

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